余韻を残すシンビオスの熱い身体を、メディオンは抱き寄せた。火照った頬に、自分のそれを寄せる。適度な弾力と柔らかさが心地良い。
 シンビオスは少し口を開いて、切なげな吐息を漏らしている。
 最初はぎこちなかったシンビオスも、最近では段々とメディオンに馴染んできて、だいぶしっくりくるようになった。
 恥じらいは当初のままだが、加えて艶めかしい反応を示したり、大胆な媚態を見せたりする。それはどうやら無自覚らしく、自分で気付いたとき、シンビオスはそんな自分に対して戸惑い、また恥じらう。
 それがますますメディオンを刺激するのだ。
 メディオンは少し顔を動かして、シンビオスの唇に口付けた。
「…ん…っ」
 腕の中でシンビオスが悶える。
 最初は軽く済ませるつもりだったのに、小さく声を漏らすシンビオスの反応に段々と深く激しく、貪るようなものになっていく。
 シンビオスも、熱い身体をメディオンに預けるようにきつく抱きついてきた。
 結局そのまま、一度も唇を離すことなく、メディオンはシンビオスの身体を組み敷いた。


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